消防士の皆さん、お疲れ様です。
皆さんの消防本部、または消防局、消防庁など、異動ってどんな感じですか?
異動、多くないですか?
私のような地方の消防本部ですと、異動先も限られてたりします。
ですが、大きい消防本部などは結構な頻度で異動があるんじゃないでしょうか。
しかも、単純に署所異動だけじゃなくて、係の異動も激しいのでは?
今回はそういった異動が激しい辛さについて書いていきます。
勤務先が変わることが辛い(署所異動)
まずは署所異動について。
消防士って、勤務先の地域に精通していないといけないですよね。
まず道を知っていないといけない。
出動の際にどういった経路で現場まで行くのか、それが分からないと不安だし他の人の指示は必要になるし、最悪は現場到着遅延や事故に繋がります。
あとは例えば消火栓などの水利の位置。
水利をすべて把握するのは難しいですが、ある程度どのへんにあるかって把握していないといけないですよね。
これも現場まで付いたものの消火栓が見つけられず、放水開始までが遅れるとかって事が起こりかねません。
その地域が郊外なのか、都市部なのかもかなり違いますよね。
郊外では普通の一般家屋が多かったり、大きい工場があったり。
都市部では高層ビル、マンション、飲食店や風俗ビル、それぞれ活動に支障をきたす要素がありますよね。
そういったものを把握していないといけません。
救急隊で言うと病院の位置も覚えなきゃいけないですよね。
搬送先病院の間違いや、搬送遅延なんてもの起きています。
また救命士は、その地域ごとに病院事情も異なるので、そういったところも把握しておかなければいけません。
まだまだ挙げればキリがないですが、とにかく消防士は地域特性を把握することが重要です。
なのに、署所異動が多い。
私のように小さい消防本部ならまだ良いですよ。
ですが、担当区域が広い消防さんほど、勤務先が変わると大変ですよね。
またイチからその地域について覚えていかないといけませんから。
で、非番や公休日を利用して道を覚えたりするんですよ・・・。
うざい上司のなかには、それを指示してくる人もいません?
いや、道を覚えることは大事なので間違ってはいないですよ。
でもね、それを強制するなと。休みの日に回れって。
これも一つのサービス残業ですよね。
また、住んでいる場所から遠くへの異動もザラですよね。
まぁこれは県外や海外への転勤があるような仕事と比べるとまだマシですが・・・。
係が変わることが辛い(何でもやらなければいけない)
これは私が実際に消防士になった時に驚いたことです。
消防士ってこんなこともやるの?と。
というのも、元々は身体を動かすことが好きだったので、消防士って良いな~と思っていたんです。
ですが蓋を開けてみれば事務仕事もめっちゃ多いじゃないですか(笑)
危険物関係の係になった日にゃ~、どこから手を付けて良いか分かりませんでした・・・。
他にも、人事・経理・資器材装備関係・消防団関係・立入査察関係・火災調査関係・指令センターなどなど・・・。
各消防本部によって様々な係があると思います。
私のような小さい消防本部では、一人がいくつも兼任するような感じでやってます。
大きい消防さんでは、一つの係を担当する感じでしょうか?
それがね、割と長い期間やれれば良いんですよ。仕事に慣れて出来るようになるから。
ですが、消防士は異動が激しい・・・。
今までやってた係とは全く違う係への異動もザラですよね。
そうするとまたイチから仕事を覚えなければいけない。
これもなかなか辛いところですよね。
何でもやらなければいけないってのが大変です。
まぁ、ずっと同じ仕事やってるのもマンネリ化するかもしれないですけど。
でも理想は、職員各々を適材適所に配置して、各々が好きで得意な仕事を出来るような環境ですよね。
その方が仕事の質は抜群に高くなると思います。
まとめ
私は、この異動の多さもなかなかストレスです。
やりたくない(向いていない)仕事もしなければいけないってことも。
もちろん、やりたくない仕事に本気で取り組んで達成する能力って必要ですよ。
ですが、あまりにも異動が多いとね・・・。
そもそも慣れる前にまた異動なんてこともありますし。
やっぱり自分が好きで得意なことを仕事にした方がずっと効率が良いし質は高くなると思います。
これが消防士の仕事だからしょうがないだろ、と言われればそれまでです。
本当に嫌なら転職するしかありません。
全然アリだと思いますけどね、転職。
どんな転職先があるか探してみますか。探すだけは自由ですからね。
今日はこのへんで。
ではまた。